
給排水管には寿命がある
マンションを大切に使っていけば「100年は十分に使える」と言える時代になりました。しかし、残念ながら昭和生まれの給排水管自体については、絶対に100年持ちません。
「住まい」を安心安全・快適に末永く使っていくために、パーツの一つである設備配管は、いずれ「総入れ替え」をする時がやってきます。
「建物を大切に使う」とは、大変ですが「パーツ」を総入れ替えすることを指します。延命策や後送り的発想は、必ずしも効果的でなかったということは、これまで苦労されてきた高経年のベテラン管理組合さんたちの教訓であり、時に割り切りも大切です。一般論や自分にとって都合のよい情報のみに囚われず、自分のマンションの特性を正しく理解し、少し先のことを考えた上で総合的な判断をしていくことが、結果として修繕積立金の節約になります。
マンションは千差万別、隣のマンションがそうしたからと言って、うちのマンションにもそれが似合うとは限りません。高経年には高経年なりの、そのマンションにはそのマンション固有の治し方があるのです。
弊社は「マンションを長持ちさせる」ための
会社です。
マンションは年々増え続けておりますが、
これからの時代は新しいマンションを造ること
よりも、
今あるマンションを大事に使って
少しでも長持ちさせることが大切です。
建物や設備の劣化をきっかけとして、
住民たちがマンションに関わり合うことで
「愛されるマンション」が育ち、
長持ちする環境が出来上がっていくことを、
我々は仕事を通して感じております。


このような素敵な循環の入口に建物や設備の
劣化がある訳です。劣化はチャンスです。
劣化が無かったら、コミュニティは衰退します。
「人に愛される建物を造る」ことよりも、
「今ある建物を愛されるものに変えていく」。
「資産価値が上がる」とは、そういうことだと
考えております。
人は誰しも愛されたいと思うものです。
古いマンションだってそう思っているに
違いありません。
我々はマンション管理組合を応援いたします。