改修工事レポートREPORT

排水管改修時の生活支障対策③〜居住者へのケアを計画する〜

2018/11/5

居住者へのケア編の最後となる。

居住者間のトラブルともなる「ウッカリ排水」についての対策について説明していく。

 

 

【図1】

 

【写真⑦】

 

 

下図の1・2階では排水立て管の更新工事が行われているが、3階住戸は工事の順番がまだまわってきていない。

「排水禁止」のことは周知徹底され理解しているものの、

3階のお宅の室内は普段通りの雰囲気であるので、

ついウッカリ、無意識のレベルで流してしまうことは十分にあり得る。

これを業界では「ウッカリ排水」と呼んでいる。

 

困るのは流される2階や1階の居住者で、誤って下水を流された事実を居住者が知ってしまうと、

家を汚されたとして上下階同士が揉め事に発展することも希にある。

下階住戸からは、そうならないように周知徹底して欲しいと説明会などにおいても要望が上がる。

誤って流す方は悪気がある訳でないので、かえって対策が難しいが、

そうならないような様々な手立てが取られる。

図の下のプレートはその一例で、居住者が自分に言い聞かせるように、

プレートを各蛇口に掛けてもらうことで意識付けを行う。

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